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2050年CO₂排出ゼロを宣言する【国】19カ国!!

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CO₂排出量ネットゼロを宣言した19カ国ってどこの国?

2050年までに国のCO2排出量ネットゼロにする【カーボンニュートラル連合(CNC)】という連合にイギリス、カナダ、デンマーク、スペインが加わり、宣言国が19カ国になりました。

【宣言国一覧】
コロンビア、コスタリカ、エチオピア、フィンランド、フランス、ドイツ、アイスランド、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、マーシャル諸島、スウェーデン、カナダ、デンマーク、スペイン、イギリス

出典:一般社団法人環境金融研究機構(2018/10/2)

http://rief-jp.org/ct8/83367

※ネットゼロとは「差し引きゼロ」。エネルギーに当てはめた場合には、消費量から生産量を差し引いてゼロにすることを言う。

出典:http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1403/07/news015.html

100%再生可能エネルギーにすると共同声明を出した43カ国

気候脆弱性フォーラム(CVF)43か国も100%再生エネルギーにしていく共同声明を出しています。
(バングラデシュ、ブータン、ネパール、ベトナム、ガーナ、ケニア、タンザニア、ルワンダ、キリバス、バルバドス、カンボジア、モンゴル、スリランカ、イエメン、チュニジア、スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国、セネガル、ニジェール、モロッコ、ブルキナファソ、フィジー、パラオ、パプアニューギニア、バヌアツ、コモロ、マラウィ、マーシャル諸島、グアテマラ、グレナダ、ドミニカ、ハイチ)

合わせると世界の62カ国が脱炭素国家を宣言していると言えます。

再生可能エネルギーで世界をリードする国々

これらの国の取り組みを調べると、すでに100%再生エネルギーで賄っている国や、再生エネルギーを輸出している国、ほぼ確実に達成の見込みがついている国も数多くあります。

スウェーデン:2040年までに再エネ100%を目指している
コスタリカ:2015年に再エネ99%達成
ニカラグア:2015年に再エネ54%達成、2020年に90%達成見込み
スコットランド:2015年に再エネ97%達成
ウルグアイ:再エネ97%達成
デンマーク:2015年再エネ42%2050100%達成見込み
モロッコ:2020年に再エネ50%達成見込み
オーストラリア:2050年に再エネ100%を目指している
アイスランド:再エネ100%達成済み
ウルグアイ:再エネ95%

参考元:Click energy

https://www.clickenergy.com.au/news-blog/12-countries-leading-the-way-in-renewable-energy/

日本の目標は?

一方、日本は2030年までに22~24%を再生エネルギーにする目標を立てています。
(温室効果ガス削減目標は2030年26%減、2050年80%減)2050年の温室効果ガス80%削減の道筋は不透明なままです。

資源エネルギー庁、総合資源エネルギー調査会の公開されている審議録を確認すると、
「原発や火力に頼らないですむ方法があるなら具体的に提示してほしい」といった発言がありました。

一方、スタンフォード大学の研究の中に日本の2050年100%再生エネルギーへのロードマップが公開されていました。その研究では『理論的には世界の139カ国が2050年までに再生エネルギー100%にすることができる』としています。

出典:EDGY  LABS

https://edgylabs.com/most-of-the-world-could-be-100-reliant-on-renewables-by-2050

具体的な国の一覧とロードマップ

http://thesolutionsproject.org/resource/139-country-100-infographics/

日本の2050年の再生エネルギーロードマップ

100_Japan-

この研究では下記の記述もありました。『化石燃料から切り離すことによって、世界経済は2770万人の雇用を失うが、これは 再生可能な産業に基づく5200万人の雇用に取って代わることになる 。』

最後に

日本の取り組みは、世界から見たら不十分なのかもしれません。ただ、気温上昇を抑えるために、本気で取り組んでいる方々もいらっしゃいます。弊社もそうした動きに賛同し、気温上昇抑制につながる取り組みを模索してまいります。

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