埼玉県南埼玉郡にある東武動物公園 様で、遊園地内施設のエアコン更新工事を実施いたしました。
毎年エアコン洗浄をご依頼いただくなかで、空調設備の老朽化についてご相談いただくようになりました。
お客様は既設エアコンの経年劣化や空調設備の2027年問題を懸念されており、計画的な設備更新を検討されていました。また、省エネ性能に優れた機器を導入し、ランニングコストを削減したいとのご要望もございました。
そこで弊社は、お客様のご要望に合わせた空調設備更新計画と機器選定をご提案いたしました。
これまでのエアコン洗浄作業や施工を通じた対応を評価いただき、遊園地内施設のエアコン更新工事をご依頼いただきました。
施工にあたっては、遊園地内での工事であったため、施設の営業を継続するなかで工事を進める必要がありました。
対象機器は、施設入口から最も離れた位置にある建物裏側に設置されておりました。建物裏側から搬出入することで施設内を通行せずに作業できる一方、搬出入経路である建物裏側は、地面の傾斜や凹凸があるため、搬出入作業が困難な状況でした。
当初は、クレーンを使用した搬出入を検討しておりましたが、一部営業エリアの通行規制が必要となるほか、万一の事故発生時には施設運営へ大きな影響を及ぼす可能性があるため断念いたしました。
そのため、台車での搬出入をスムーズに行えるよう、建物裏側に仮設レールを設置しました。これにより、営業エリアを通行することなく、来園者の動線への影響を抑えながら機器を搬出入することができました。
施工中は施設運営スケジュールにも配慮しながら作業を進め、予定どおり更新工事を完了いたしました。
お客様からは、「丁寧な仕事をしていただき、ありがとうございました。同施設内には同様の機器がまだ3基あるため、来期予算での更新も検討したいと思います。」とのお言葉をいただきました。




その他、エアコンの更新工事の事例については、下記リンクをご参照ください。
コラム
空調設備の2027年問題
経済産業省は2022年5月31日、省エネ法に基づく、「エアコンディショナーのエネルギー消費性能の向上に関するエネルギー消費機器等製造 事業者等の判断の基準等(エアコン告示)」を策定しました。
この策定により、家庭用エアコンの省エネ基準が見直され、メーカーにはこれまで以上に高効率な製品の開発・販売が求められています。
一部の業務用エアコンでは、フロン排出抑制法に基づく指定製品制度により、地球温暖化への影響を低減するため、従来の冷媒から「低GWP冷媒(温室効果ガスとしての影響が小さい冷媒)」への転換が進められています。
こうした動きは「空調設備の2027年問題」と呼ばれることがありますが、現在使用している空調設備が2027年以降に使えなくなるわけではありません。
しかし、製造から10年以上経過した空調設備では、以下のような問題が生じる可能性があります。
・経年劣化による故障リスクの増加
・修理に必要な補修部品の供給終了
・消費電力の増加による電気料金の負担増
そのため、故障してから慌てて対応するのではなく、設備が使用できるうちに計画的な更新検討が重要です。
最新の空調機は省エネ性能が向上しているため、電気料金の削減や快適性の向上にもつながります。
出典:
資源エネルギー庁ウェブサイト
27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!エアコンについて知っておくべきポイントは?
経済産業省ウェブサイト
指定製品製造業者等に対する規制
