夏が近づくにつれて気温や湿度がどんどん高くなると、エアコンの冷房運転を使用する機会が増えていきます。いざ、エアコンを付けてみると「冷風が出てこない」「風量が弱い」といった症状が起きたことはないでしょうか。症状の原因によっては、修理業者を手配しなくても自分で解決できる可能性があります。
この記事では、エアコンが効かなくなってしまった原因と対応方法についてご紹介させて頂きます。
エアコンが効かない原因と対応方法
①汚れが蓄積している
エアコンに汚れが溜まるとエアコンの効きが悪くなります。
そうすると設定温度に達するまでのエアコンの稼働時間が長くなり、その結果として消費電力量と電気代が増加します。
汚れでエアコンの風量が10%落ちると、電気代は約20%増加すると言われています。
またエアコンのトラブルの約70%は汚れによるものです。汚れを放置しておくと、エアコンに高負荷がかかり、異常停止や水漏れなどのトラブルの発生率が上昇します。また、フィルターに汚れが蓄積していると風量が弱くなってしまいます。
当然、空調業者による修理対応の度に費用がかかってしまいます。
【対応方法】
エアコンクリーニングをおすすめ致します。
エアコンクリーニングを行うことで、『電気代の削減』『故障のリスク軽減』『エアコンが長持ちする』など多くのメリットがあります。
エアコンクリーニングの詳細については、下記ページをご参照ください。
エアコンの事ならまるっとお任せください!プロが行う業務用エアコンクリーニング
②冷媒ガスが漏れている
エアコンで「冷房運転しても涼しくならない」「暖房運転しても暖かくならない」という時は、冷媒ガスの漏れの可能性が高いです。ガス漏れしている状態だと、いくら設定温度を変更しても温度調節がうまく効かなくなります。
ガス漏れの原因としてよくあるのが、「エアコン取り付け時の施工不備」「室外機の移動や転倒」
「経年劣化による部品の腐食」になります。
【対応方法】
ガス漏れを直すためには、漏れ箇所を特定して塞ぎ新しい冷媒ガスを補充する必要があります。
また、経年劣化で部品が腐食している場合は部品交換作業も必要になります。
ガス漏れが疑われる際は、エコ・プラン(0120ー39-6366)にお問い合わせください。
【ポイント!】
全ての業務用エアコンの管理者は、3か月に1度「簡易点検」の実施が必要です。
また、圧縮機定格出力7.5kw以上のエアコンの場合、必ず第2種冷媒フロン類取扱技術者の資格を持つ有資格者による「定期点検」が必要になります。
詳しくはこちらのページもご参照ください。
業務用エアコンに点検義務があるってご存知ですか?
室外機置場の状況が悪い
室外機は、冷房時に室内の熱を外に逃がし、暖房時には外気からの熱を取り込む役割があります。
その為、室外機がうまく作動しなければ「冷えない」「暖まらない」という症状が出てしまうのです。
室外機の周りに物が多くあったり、汚れが溜まってしまうと冷却・排熱の機能を損ねてしまいます。
【対応方法】
室外機の周りに物が多くあり風の通りが悪くなっている場合は、なるべく物を減らして熱がこもらないようにするのが良いです。また落ち葉やごみが周りに溜まっている際は、取り除きましょう。
※外気温が43度を超えるとエアコン内の電子部品の発熱が規格値をオーバーする場合があり、多くのメーカーで能力が落ちるようです。猛暑時にエアコンが効きにくくなる原因のひとつとされています。
この対処方法については下記のページをご参照ください。
エアコンが耐えられるのは43度? 室外機を冷やす3つの方法
エアコンの能力が足りていない
エアコンの能力が足りていないと様々なデメリットがあります。
●室内を冷やす、暖めることが十分にできず、設定温度に到達するのに時間がかかる
●設定温度になるまで常に最大能力で運転を続ける為、電気代が大幅にかかる
●コンプレッサーと呼ばれるエアコンの心臓部分に負荷がかかり、故障の原因になる
【対応方法】
この場合は、「新しいエアコンへの入れ替え」もしくは「エアコンの増設」をおすすめ致します。
エアコンの更新工事については、下記の導入事例ページをご参照ください。
【導入事例】 作業内容別 まとめ!
まとめ
上記の中に、原因が見当たらない場合はエアコン自体が故障している可能性があります。
「故障かな?」と思った際は、お気軽にお問い合わせください。