2022年11月2日、CDPの公式ウェブサイトに、今年の質問書の回答内容が公開されました。
CDPの質問書は、通常、FTSEジャパンインデックス500社と東証プライム市場登録1841社に送付されますが、自主的に回答したい企業は、申請し費用を支払えば、回答することができ、CDPウェブサイトで回答内容が公開され、スコアリング評価とともにCDPの年次レポートに記載されます。
弊社はこの、自主回答に挑戦し、7月26日、質問書の回答を提出し、11/2に、他の回答企業と合わせて、無事CDPのウェブサイトに公開されました。
- CDPの自主回答方法についてはこちらをご覧ください。
【CDPの質問書】届いてなくても ” 自主回答 ” できる!どうやるの?
どうやってCDP回答内容を確認すればいいの?
CDPの質問書の回答内容を閲覧するには、CDPのアカウントを作成し、サインインする必要があります。
CDPの公式ウェブサイトの右上の、【サインイン】をクリックし、アカウントを登録します。

アドレスと名前とパスワードを入力します。

登録が済んだら、CDPトップページの一番下に、検索窓【Search and view company and city responses(企業・自治体の回答を閲覧)】があるので、そこに、閲覧したい企業の英名を入力すると、該当企業が表示されます。
※英名は、企業の公式ウェブサイトの会社概要に記載されている場合が多いです。
※大文字小文字は正確に反映されないので、コピペでは該当しない場合がございます。ご注意ください。

該当企業の詳細が表示された後、企業名をクリックすると、閲覧できます。

公開されている企業と非公開企業があるのはなぜ?
CDPの質問書に回答する際、公開するか、非公開にするか、企業側で選ぶことができます。
スコアリングでA評価を得るには公開している必要があるのですが、あえて非公開とする企業もあります。
質問書には、企業戦略に直結する内容が含まれています。競合他社に知られたくない内容を含んでいる可能性が考えられます。
最後に

世界中の、気候変動に積極的に取り組む企業の詳細な取組状況が、費用を掛けずに、簡単な検索で、比較可能な形で、信頼できるシステムによって知ることができるのは、本当に素晴らしいと感じます。
弊社はCDPの自主回答によって、自社の長期的なビジョンについて、具体的に検討する機会を得、数値として影響や対策を出しました。
未来の世界を想像し、関連する資料を理解し、自社の状況を整理、分析し、方向性をまとめる作業は簡単なことではありません。
ただ、大変だからこそ、その成果物は、経営層の見方を変え、取引先や銀行からの見られ方を変え、会社そのものを変える力を持っていると感じます。
- 弊社のCDP自主回答の内容や、この記事について、ご質問やご意見がございましたら、お気軽にお問い合わせください。