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2020年 SCOPE3 カテゴリー1~12 算定3年目で気づくこと

エコトピック
脱炭素関連
2020 カテゴリー2~7、12 グラフ

弊社はSCOPE3の算定を始めて3年目となります。2020年度の算定結果をご報告いたします。

カテゴリー1 

カテゴリー1は、2019年度のCO₂排出量に比べて、87%となり、13%削減となりました。

 2019年度  2020年度 
 13,409.6t-CO₂/年  11,617.7t-CO₂/年 

カテゴリー2、3、4、5、6、7、12 

カテゴリー2、3、4、5、6、7、12は、下記のグラフの結果となりました。CO₂算定前の数値は全体的に下がったのですが、カテゴリー6、7については、金額ベースでそれぞれ82%、93.8%と減った一方で、毎年更新される排出原単位が1.4~2倍になっており、CO₂排出量は増加となりました。

2020 カテゴリー2~7、12 グラフ

カテゴリー 11

弊社のSCOPE1,2,3の中で9割以上の排出量を占めるカテゴリー11は、前年比74%となり、26%減となりました。

2020 カテゴリー11 グラフ

2020年度のSCOPE1,2,3

2020年度のSCOPE1,2,3の合計は、前年比74%となり、26%削減となりました。

年度 SCOPE1 SCOPE2SCOPE3SCOPE1,2,3
2019年度 271.3 116.8257,812258,200
2020年度 255.4 106.8191,709192,071
※単位 t-CO₂/年

最後に

毎年1回の算定に際し、昨年や一昨年の算定方法の詳細な確認を思い出すのに、一苦労しながら算定を進めました。3回目ということもあり、それぞれのカテゴリーの関係性や算定方法への理解が深まったからか、新たな疑問や、改善点も見えてきました。

SBT(SME)に認定されたこともあり、会社内の社員や経営層の意識も変化し、算定の際、協力を得られやすくなりました。

SCOPEだけでなく脱炭素全般について、社内で「詳しく教えてほしい」「私も取り組んでみたい」といった声も出始めています。削減するにはどのような取り組みが効果的か、相談できる人も増えました。

自社で設定したシナリオについて、毎年の算定時に、数字を右から左に流すだけでなく、もっと実態をとらえたデータにすることができないか検討していきます。

社内だけでなく、社外でも協力してくださる方々が着々と増えています。

1つの取り組みが、様々な人の意識や行動に影響を与えています。これからも周りの方を巻き込みながら、SCOPEの算定と削減の取り組みを進めてまいります。

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